Brexitの衝撃(2)賭けと誤算 勝者も凍る

 日本経済新聞  2016/06/29(水)  英国の欧州連合(EU)残留の是非を問う国民投票前の最後の週末となった19日。ロンドン中心部のハイドパークで残留派が開いた集会に、意外な人物の姿があった。元欧州議会議員のスタンレー・ジョンソン(75)。離脱派を率いた前ロンドン市長、ボリス・ジョンソン(52)の実父だ。スタンレーは息子とよく似たブロンドをふり乱し、怒りもあらわに叫んだ。「ボリスよ、な…

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Brexitの衝撃(1)EU終わりの始まりか

 日本経済新聞  2016/06/29(水)  米西部時間23日夜。米大統領のバラク・オバマ(54)は世界起業家サミットに出席するため訪れたカリフォルニア州サンフランシスコで、米グーグル最高経営責任者(CEO)のスンダル・ピチャイ(43)らと夕食をとっていた。  オバマは欧州連合(EU)の是非を問う英国民投票のキャンペーン中に訪英して盟友の英首相デービッド・キャメロン(49)を援護射撃するな…

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中国インフラ輸出難航 米・欧・アジアでトラブル相次ぐ 安値受注の無理露呈

 日本経済新聞  2016/06/22(月) 【北京=阿部哲也】中国の習近平指導部が進めるインフラ輸出が難航している。先進国初の案件として注目を集めていた米西部の高速鉄道事業が合弁解消に追い込まれた。計画が遅延したことに加え、米当局が事業認可に難色を示したためだ。アジアや中南米でも同様のトラブルが相次いでおり、海外進出を成長の柱に据える国家戦略に影が差し始めた。  頓挫したのは、ロサンゼルス…

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〈転機のサウジ〉(下)イラン断交、米とも距離 中東覇権へ強硬外交

 日本経済新聞  2016/06/23(月)  5月下旬、イランの政府機関のサイトの画像が同国に侵攻した宿敵サダム・フセイン元イラク大統領に改ざんされた。交流サイトで犯行を自慢したのは自称サウジアラビア人ハッカー。「イランのハッカーはここにいるぞ」。すぐにサウジ当局のサイトが書き換えられた。英BBCは“サイバー戦争勃発”と報じた。 宗派対立が先鋭化 イスラム教スンニ派の盟主サウジとシーア派の…

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<転機のサウジ>(上) 若き副皇太子に権力集中 脱・石油依存へ開国

 日本経済新聞  2016/06/22(水)  中東の石油大国サウジアラビアが転機を迎えている。代々、高齢の国王が国を率いてきた厳格なイスラム教国で、ムハンマド副皇太子(30)が突如として実権を掌握。原油価格が低迷し、国を取り巻く状況が変わる中、国を開き「脱・石油」を目指す大規模な改革を打ち出した。若き指導者の荒療治は国内外に波紋を広げている。 「MbS」に一目 ビジネスマンから外交官、王族…

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米電力、原発2カ所閉鎖 シェール革命で採算悪化

 日本経済新聞  2016/06/03(金)  【ニューヨーク=稲井創一】米電力大手エクセロンは2日、米中西部イリノイ州にある2つの原子力発電所を2018年6月1日までに順次閉鎖すると発表した。シェール革命によるガス価格の下落で電力卸売価格も大きく低下し、採算が合わなくなっていた。  イリノイ州政府に財政支援を要求していたが、法案成立の見通しがつかず、発電所の存続を断念した。  閉鎖するの…

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廃炉原発にも課税 福井県、条例改正案を提出

 日本経済新聞  2016/06/03(金)  福井県は3日午後に開会した6月県議会に廃炉になる原子力発電所や、原発内に5年を超えて貯蔵された使用済み核燃料に課税する核燃料税条例改正案を提出した。可決されれば11月に施行する見通しだ。廃炉となった原発への課税は全国で初めてとなる。  1976年に創設した核燃料税は5年ごとに更新。核燃料が装填される際に課す「価格割」と、運転停止中でも原子炉の熱…

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クリーンエネ投資900億円に倍増 政府、技術開発へ21年度までに

 日本経済新聞  2016/06/01(水)  政府は2021年度までに、次世代太陽光発電などクリーンエネルギー技術への研究開発投資を900億円規模と、今年度予算の2倍に増やす。発電効率が現状の2倍の太陽光発電のほか、1回の充電で東京―岡山間に相当する700キロメートルを走る電気自動車用の充電池の開発を進める。地球温暖化防止で貢献する姿勢をアピールする。  林幹雄経済産業相が1日、米サンフラ…

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製紙、消えた第三極 三菱製紙、生き残りへ王子と連携 2強への集約さらに

ビジネスTODAY 日本経済新聞  2016/05/31(火)  製紙業界で王子ホールディングス(HD)と日本製紙に対抗する「第三極構想」に赤信号がともった。中核の1社、三菱製紙が30日、仲たがいを続ける北越紀州製紙と大王製紙に見切りをつけ王子との連携を軸にした中期経営計画をまとめたからだ。製紙中堅の間で王子や日本製紙との協力を深める動きが広がっており、大手2強への集約が進む可能性が出てきた。…

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植物から新素材量産へ 炭素繊維に近い強度と軽さ

日本製紙が国内初 車部品や消臭紙おむつに  日本経済新聞  2015/08/14(金)  製紙各社が植物由来の軽量素材であるセルロースナノファイバー(CNF)を量産する。日本製紙が2016年度に日本初の量産ラインを稼働させる。中越パルプ工業も生産能力を10倍に引き上げる。軽くて強いCNFは自動車部品の軽量化など様々な用途に使え、30年に1兆円規模の市場に育つとの期待もある。量産効果でコストが下…

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