中国、その債務の大きさ

 日本経済新聞  2016/03/30(水)  バブルをもたらすのは債務の異常な増加である。これが限界を迎えるのは、収益見通しが悪化し、貸し手が投融資の拡大に不安を覚えてくるからだ。債務の増加が止まり、投資が落ちてくると、経済は急減速し、債務の過剰と不良化が表面化してくる。  リーマン・ショック直後の2009年から15年第3四半期にかけて、国際決済銀行(BIS)の推計によると、中国の非金融企…

続きを読む

中国の零細金融機関 経営悪化が表面化 湖南省など、住宅過剰供給で 地元政府系、支援・救済へ

 日本経済新聞  2016/03/29(火) 【上海=土居倫之】中国で一部の零細金融機関の経営悪化が表面化している。南部の湖南省の複数の地域金融機関が債務超過に陥り、地元政府系の投資会社が支援・救済することとなった。住宅の供給過剰や在庫増加により、地方で不良債権が増えているのが原因だ。風評が広がれば、預金の取り付け騒ぎなど金融システム不安を引き起こす恐れもあり、中国政府は慎重な対応を迫られる。…

続きを読む

中国過剰債務 膨らむリスク 日本のバブル期並み水準

 日本経済新聞  2016/03/21(月)  中国の企業や個人が抱える過剰債務が深刻さを増している。国際決済銀行(BIS)によると、国内総生産(GDP)の2倍を超え、バブル崩壊後の日本に迫る勢いだ。リーマン・ショック後の大規模な景気対策で設備や不動産への投資が膨らんだ。債務圧縮が課題だが、急ぎ過ぎると需要が冷え込み、対中輸出の悪化や市場の動揺を通じ、日本の景気も足を引っ張られかねない。(川手…

続きを読む

中国住宅、大都市で急騰 「局所バブル」の様相 深圳や上海、緩和マネーが流入

 日本経済新聞  2016/03/19(土) 【北京=大越匡洋】中国国家統計局が18日発表した2月の主要70都市の新築住宅価格動向によると、前月に比べ上昇したのは47都市と、1月より9つ増えた。多くの地方都市が売れ残った在庫の山にあえぐなか、広東省深圳や上海など一部の大都市の価格は急上昇が目立つ。借入金で膨らんだ投資資金が集中しているためで、「局所バブル」の様相を見せている。  「住宅価格は…

続きを読む

中国「人民元 正常化へ」 通貨安競争参加せず 市場の不安払拭は不透明

人民銀総裁会見 日本経済新聞  2016/03/13(日) 【北京=土居倫之】中国が金融市場の安定に自信を強めている。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は12日、北京市内で記者会見し、一時急落した自国通貨について「人民元は正常化してきた」と述べ、行き過ぎた元安が適正水準へ戻りつつあるとの認識を示した。2020年までに6.5%以上としている成長率の実現に向けても「過度な金融緩和による景気刺激は…

続きを読む

朝鮮半島 対立深まる 米韓が軍事演習開始 北朝鮮の内陸部へ進攻想定

 日本経済新聞  2016/03/08(火) 【ソウル=小倉健太郎】米韓両軍は7日、朝鮮半島有事を想定した定例の合同軍事演習を始めた。近年では最大規模の兵力が参加するほか、内陸進攻など新たな訓練も加える。量と質の両面で例年を上回る水準とすることで北朝鮮の挑発に対する備えを固めると同時に北朝鮮指導部に圧力をかける。北朝鮮は強く反発しており朝鮮半島を巡る対立が深まってきた。  韓国の朴槿恵(パク…

続きを読む

中国経済、調整長引く 新たな資本規制導入も

(市場激動 識者に聞く)中国経済、調整長引く  日本経済新聞  2016/03/02(水)中国人民銀行金融政策委員 白重恩氏 ――市場の中国リスクへの不安が晴れません。 「2008年のリーマン・ショック後、中国は大規模に投資を増やし、鉄鋼やセメントなど建設関連の産業はすべて設備過剰となった。構造調整は不可避だ。つらい調整の時期は長期にわたる」 「市場の激動の主な原因は将来への不確実性だ。主要国…

続きを読む

中国、財政で経済下支え 首相・米財務長官会談 石炭・鉄鋼180万人余剰に

構造調整に着手 日本経済新聞  2016/03/01(火) 【北京=大越匡洋】中国の李克強首相は29日、中国を訪問中のルー米財務長官と北京で会談した。李首相は「中国の政策余地は大きい。財政政策の強度を高め、構造調整に取り組む」と述べ、景気を下支えしつつ、製造業の設備過剰の解消など構造調整を加速する方針を強調した。ルー氏は中国に対し、より市場原理に基づく人民元相場をめざすよう資本市場の改革を促し…

続きを読む

中国が追加金融緩和 預金準備率4カ月ぶり下げ

 日本経済新聞  2016/03/01(火) 【北京=大越匡洋】中国人民銀行(中央銀行)は29日、追加の金融緩和を決めた。市中銀行から強制的に預かる資金の比率である預金準備率を0.5%下げる。引き下げは2015年10月以来、約4カ月ぶり。景気減速や上海株安が続く中、追加の資金供給で市場の不安心理を払拭する狙いがある。  15年以降、預金準備率を下げるのは5回目だ。大手金融機関の標準の預金準備…

続きを読む

中国、政策に透明性を

(市場激動 識者に聞く)米ブラックストーンCEO スティーブン・シュワルツマン氏 日本経済新聞  2016/02/25(木) ――世界の市場関係者が中国経済の行方を心配しています。 「1年前に人々が考えていたより困難な状況になっている。ニューノーマル、つまり投資主体の経済からサービス主体の経済への移行は景気の減速を伴う。その実態がよく理解されていなかった。鉄鋼や石炭など特定の業界の景気悪化も一…

続きを読む

アクセスの多かった記事(昨日)