〈転機のサウジ〉(下)イラン断交、米とも距離 中東覇権へ強硬外交

 日本経済新聞  2016/06/23(月)  5月下旬、イランの政府機関のサイトの画像が同国に侵攻した宿敵サダム・フセイン元イラク大統領に改ざんされた。交流サイトで犯行を自慢したのは自称サウジアラビア人ハッカー。「イランのハッカーはここにいるぞ」。すぐにサウジ当局のサイトが書き換えられた。英BBCは“サイバー戦争勃発”と報じた。 宗派対立が先鋭化 イスラム教スンニ派の盟主サウジとシーア派の…

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<転機のサウジ>(上) 若き副皇太子に権力集中 脱・石油依存へ開国

 日本経済新聞  2016/06/22(水)  中東の石油大国サウジアラビアが転機を迎えている。代々、高齢の国王が国を率いてきた厳格なイスラム教国で、ムハンマド副皇太子(30)が突如として実権を掌握。原油価格が低迷し、国を取り巻く状況が変わる中、国を開き「脱・石油」を目指す大規模な改革を打ち出した。若き指導者の荒療治は国内外に波紋を広げている。 「MbS」に一目 ビジネスマンから外交官、王族…

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地域大国が中東を揺らす サウジ・トルコにリスク

(核心・オピニオン) 日本経済新聞  2016/03/07(月)  「アラブの春」から5年。米オバマ政権が関与に消極的だったため、中東ではグローバルなガバナンス(統治)のタガが外れた。米国や欧州諸国が核開発問題でイスラム教シーア派の地域大国イランに歩み寄り、イラン封じ込めという地政学の大前提も変わった。  イスラム教スンニ派の地域大国であるサウジアラビアやトルコは、内政の延長や域内の覇権争い…

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「アラビア」と「イラン」でイスラムの歴史を理解する!

ざっくりわかるイスラム史 週刊東洋経済  2016/02/27号ジャーナリスト 内田通夫  テレビ、新聞、雑誌、ネットトでシリア戦争や「イスラム国」(IS)によるテロが連日報道される。いずれもイスラム世界と関連がある。解説記事も飛躍的に増えた。イスラム教の2大宗派であるスンニ派とシーア派の名前もしばしば聞くようになった。 トインビーの仮説で中東を俯瞰する 本稿ではイスラム世界を観察する際、「…

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イエメン内戦激化 連合軍、クラスター弾使用

軍事介入の連合軍、クラスター弾使用 日本経済新聞  2016/01/28(木)  イエメン内戦に軍事介入しているサウジアラビア主導の連合軍が、非人道的兵器として国際的に禁止の動きがあるクラスター弾の使用を認めた。サウジとイランの関係悪化で「代理戦争」の様相が強まる中、首都サヌアの攻防戦になれば、市民の犠牲がさらに拡大する恐れもある。  ◆報道官、対人使用は否定 連合軍の報道官を務めるサウジア…

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原油安、対イラン断交 サウジの考えは?

わかりやすい時事解説 日本経済新聞 2016/01/24(水)本社コラムニスト 脇祐三  原油相場は年明け後、一段と下落しましたが、石油輸出国機構(OPEC)の盟主サウジアラビアは減産に動きません。一方でサウジはイランと国交を断ち、中東の緊張が高まりました。サウジはいま何を考え、何を目指しているのでしょうか。  サウジが現在の石油政策で最優先しているのは、世界の原油市場でのシェアの確保です。…

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サウジ、強硬な「盟主」に 周辺国と緊張

サルマン国王即位1年 原油安が打撃  日本経済新聞  2016/01/23(土) 【リヤド=久門武史】サウジアラビアのサルマン国王(80)が即位して23日で1年になる。この間に隣国イエメンに軍事介入し、対立するイランとは断交した。原油市場では自らのシェアを守るために高水準の生産を続け、結果的に原油安と財政難に苦しんでいる。「中東の盟主」に何が起きているのか。現地で探った。  首都リヤドの巨大…

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外務次官をサウジ派遣 イラン、対話の糸口探る

近隣国との緊張 経済再生の足かせ  日本経済新聞  2016/01/22(金) 【リヤド=久門武史】イランが同国との断交を宣言したサウジアラビアとの対話の糸口を探っている。イランのアラグチ外務次官は21日、イスラム協力機構(OIC)がサウジ西部ジッダで開いた緊急会合に出席。イラン高官として断交後初のサウジ訪問で、イランの群衆が2日に首都テヘランのサウジ大使館を襲撃した事件の沈静化を目指す。サウ…

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初歩からの中東 スンニ派とシーア派ベルト

参考資料👀 NHK NEWS Web:サウジとイラン断交 中東の混乱(2016/01/18)利権や権力争い結びつく  日本経済新聞  2016/01/18(月)  中東に暮らす人の多くが信仰するのがイスラム教だ。この宗教には大きく分けると2つの宗派がある。神の言葉が伝えられた預言者ムハンマドの後継をめぐる争いから、7世紀以降に宗派が分かれたのがきっかけだ。別々の信仰の形や考え方をとるようになっ…

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イラン制裁解除へ 光と影

米欧など6ヵ国 核合意履行受け  日本経済新聞  2016/01/18(月) 【ジュネーブ=原克彦、テヘラン=久門武史】イランと米欧など6力国は16日夜(日本時間17日午前)、核開発問題を巡る最終合意の履行を宣言した。米国や欧州連合(EU)はイランに科してきた経済制裁を解除する手続きに着手した。これにより経済的な孤立が続いてきたイランは原油の輸出を増やすことができるなど、国際市場への復帰が期待…

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