世界に事業モデル変革の波 既得権市場こそチャンス

(経営の視点)編集委員 関口和一 日本経済新聞  2016/03/21(月)  欧州最大のIT(情報技術)見本市「CeBIT」が先週、独ハノーバーで開かれた。今回のテーマは「デジタルトランスフォーメーション(事業変革)」。ITを駆使し、事業モデルを変革する動きが世界中に広がっているためだ。  「破壊的なのは米ウーバーや米エアビーアンドビーばかりじゃない」。基調講演で最も注目されたのが、地図情…

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主役を降りられない中央銀行

(大礒小磯) 日本経済新聞  2016/03/19(土)  金融政策を議論する会合の時期がそろい、日米欧の中央銀行は常に比べられる存在になった。2016年は市場を手なずけてきた名手たちの守勢が目立つ。  黒田東彦日銀総裁はマイナス金利政策への疑念を払拭しようと反論に躍起。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁はマイナス金利の限界を明言して失望を買った。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は市場混…

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[FT]金融政策だけでデフレ脱却は無理(社説)

 日本経済新聞  2016/03/16(水)  金融政策の立案者は守勢に立たされている。各国の中央銀行が世界経済を危機から引き上げた10年間の後、彼らの力に対する信頼が薄れようとしている。この1週間に欧州中央銀行(ECB)と日本銀行が懐疑論に応酬し、デフレを退治して虚血の経済成長をよみがえらせる決意を改めて強調した。金融政策は効果を生んでいるというマリオ・ドラギECB総裁と黒田東彦日銀総裁の主…

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市場激動 識者に聞く 世界景気楽観できず

著名投資家 ジム・ロジャーズ氏 日本経済新聞  2016/03/15(火) ――今の世界経済の状況をどうみていますか。 「向こう数年間は楽観できる要素は何もない。日本や欧州、米国の景気は減速したり、後退局面入りしたりするだろう。米国は景気回復局面がもう7~8年も続いている。循環的に言って、来年のどこかで景気後退局面に入りかねない。米連邦準備理事会(FRB)は今年、一度も利上げできない可能性すら…

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世界経済底上げ、財政出動が重要 金融緩和のツケ、修正進む

米エール大・ローチ氏に聞く 日本経済新聞  2016/03/10(木)  米エール大シニアフェローのスティーブン・ローチ氏は日本経済新聞のインタビューで、日米欧の大胆な金融緩和でゆがめられた市場の修正が進んでいるとの見方を示した。2月末に上海で開いた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の合意を支持し、世界経済を底上げするために財政政策をもっと活用すべきだとも語った。 ――世界の市…

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米景気後退はあるか 世界経済、頼みの綱に変調サイン

 日本経済新聞  2016/03/01(火)  「金融政策の正常化プロセスをこのまま続けるのは賢明ではない」。2月17日、金融市場はあるキーパーソンの発言に注目した。  米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーであるセントルイス連銀のジェームス・ブラード総裁。追加利上げに前向きな「タカ派」的な立場を修正した形だが、もともとタカとハトの両陣営を行き来する「渡り鳥」で、その時々の米連邦準備理事会…

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世界経済不安の根本は

(十字路) 日本経済新聞  2016/03/08(火)  世界経済はいくつもの不安に包まれている。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、市場の動揺に対し政策の総動員で対処することが表明されたが、具体策の決定には至らなかった。  世界経済は危機的状況に陥っているわけではないが、金融市場は不安定になっている。不安のもとは原油価格の下落、中国経済の減速、米国の利上げなどが絡み合った…

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資源価格に底入れ感 中国財政出動に期待 鉄鉱石7割高/原油、2カ月ぶり高値

金融市場の安定要因に 日本経済新聞  2016/03/08(火)  資源やエネルギーの国際価格に底入れ感が広がっている。鋼材の原料となる鉄鉱石の国際価格は約9カ月ぶり、銅は4カ月ぶり、原油は2カ月ぶりの高値だ。中国の財政出動による需要拡大期待が浮上。原油は産油国で増産凍結を目指す動きが広がる。値上がりをにらんだ投資マネーが流入している。  鉄鉱石取引の指標となっているオーストラリア産の中国向…

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マイナス金利の副作用指摘 BIS報告

 日本経済新聞  2016/03/08(火) 【ベルリン=赤川省吾】主要国の中銀で構成する国際決済銀行(BIS)は6日に公表した四半期報告書で金融緩和の副作用を指摘した。銀行が余剰資金を中銀に預けた際に課すマイナス金利について「家計と企業がどのように行動するのか非常に不透明だ」と言及。政策効果などに「多くの疑問が残る」として政策運営に慎重になるべきだとの考えをにじませた。  BISのボリオ金…

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なるか「リスク回避一掃の春」 日米欧中の連携焦点

編集委員 清水功哉 日本経済新聞  2016/03/07(月)  年初来、荒れに荒れた世界のマーケットがようやく落ち着きを取り戻し始めた。日本の株式市場でも、日経平均株価/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2E4EBE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX が4日、今年初め…

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